Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高須 晃 島根大学, 総合理工学部, 教授 (00183848)
平島 崇男 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90181156)
鳥海 光弘 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (10013757)
増田 俊明 静岡大学, 理学部, 教授 (30126164)
榎並 正樹 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20168793)
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Research Abstract |
本基盤研究(C)(1)企画調査は,多人数(研究者総数27名)による共同研究であり,その主たる目的は,平成13年度に発足を目指す,特定領域研究「オロゲンシステムの新しい解析」(申請代表者:東京大学大学院教授 鳥海光弘)の計画および立案で,各研究代表者および分担者が本件について互いに議論することにあった。今年度の研究実績は,以下の3項目にまとめることが出来る。 1.特定領域プロポーザル会議開催,平成12年7月23-24日,於京都大学(参加者25名) 本会議は,特定領域研究準備のためのブレインストーミング会議として位置付けられ,各々の研究分担者が,それぞれの研究プロポーザルの説明を行った。これらのプロポーザルを踏まえ,申請特定領域研究の枠組みを,(1)変成温度-圧力履歴解析学,(2)放射年代学,(3)地球深部流体・メルトと物質循環学および(4)岩石変形学から構成することを決定した。また申請特定領域研究代表者と各班研究代表者の選出を行った。 2.平成13年度発足特定領域申請書作成 平成12年8月より,本申請書の作成に着手した。主として,研究代表者の竹下が,特定領域研究の必要性,国内外の研究研究状況および準備状況の原稿をまとめ,各班代表研究者が各々の研究項目内容の原稿をまとめた。最終的に,11月24日に,申請書を文部省に郵送した。 3.変成岩シンポジウム2000開催,平成12年11月27-29日,於広島国際青年会館(参加者70名) 本シンポジウムは,主として本基盤研究(C)の研究メンバーが中心となり,1992年以降は毎年開催されている変成岩に関するシンポジウムである。本年度も,科研費の補助を受け,盛況に開催することが出来た。今回は特に,来年度以降の特定領域研究の発足を目指し,「岩石学,放射年代学および構造地質学のリンク」を意識した発表が目立ち,今後の研究の展望が開けて来た。
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