体細胞クローン技術による遺伝子改変ブタ作出技術の開発
Project/Area Number |
12896006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Applied animal science
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舘 鄰 麻布大学, 獣医学部, 教授 (30011711)
佐々田 比呂志 東北大学, 大学院・農学研究科, 助手 (90158931)
丹羽 皓二 岡山大学, 農学部, 教授 (40089115)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | 体細胞クローン / 遺伝子改変ブタ / ヒト型臓器提供ブタ / 胚由来細胞 / 成熟未受精卵 / 核移植胚 / ゲノムプロジェクト / ブタ |
Research Abstract |
「体細胞クローン技術(核移植)による遺伝子改変ブタ作出技術の開発」は、(1)移植用臓器提供ブタの作製、(2)ヒトゲノムプロジェクトにおける新規遺伝子、特に脳や高次機能に係わる遺伝子の機能解析、(3)有用な生理活性物質の乳、尿などを経由しての大量生産のため必要である。またこのような技術は(4)優良ブタの増産にも必要である。そのために、1)相同組換え率の高いブタ培養細胞の樹立、2)ブタ細胞への遺伝子導入、遺伝子ノックアウト技術の開発、3)成熟未受精卵の安定供給系の開発、4)核移植技術の開発、5)核移植胚の安定培養系の開発、6)核移植胚の凍結保存技術の開発が必要である。研究代表者は、すでに1〜6について検討を進め、次のような成果をあげている。(a)体外で作出した脱出胚盤胞がフィーダー細胞に接着して増殖し、胚由来細胞のコロニーを形成することを明らかにした。作製した胚由来細胞は凍結保存している。(b)除核した成熟卵子に胚由来細胞を導入する方法を開発した。(c)融合した再構築胚を発生させることに成功した。(d)異種抗原産生酵素の遺伝子をノックアウトするベクターを開発した。 このような成果を踏まえ、国内の研究を組織化し、より一層の研究推進を図りたく思っている。また、核移植技術による遺伝子改変ブタ作出技術をより有効にするため、個々の技術はもとより、どのような周辺技術を発展させるかについて方向性を明確にする必要がある。そこで研究を推進するとともに「ブタにおける発生工学の展望-ヒト型臓器生産ブタの開発をめざして」と題する検討会を行った。また英文総説集として「Pigs for xenotransplantation,a2000perspective-」を出版した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)