致死的疾患への取り組み方(コーピング)に関する国際共同研究
Project/Area Number |
12897005
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Public health/Health science
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
岡村 仁 広島大学, 医学部, 教授 (40311419)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐伯 俊成 広島大学, 医学部, 助手 (70284180)
山脇 成人 広島大学, 医学部, 教授 (40230601)
内富 庸介 国立がんセンター, 研究所支所, 部長 (60243565)
竹内 弘子 広島大学, 医学部, 助手 (70325166)
|
Project Period (FY) |
2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | コーピング / 致死的疾患 / がん / 国際共同研究 / 心理的影響 / MAC scale / FAD |
Research Abstract |
異なった文化を有する国で、同じ研究デザインを用いて評価を行うことにより、文化の違いによって進行がんなどの致死的疾患の患者とその配偶者が受ける心理的影響やコーピングスタイルが異なるのかどうかを明らかにするためには国際共同研究が必要である。しかし、どのように対象を均一に選定するか、各国で共通に行なえ、評価も統一できる測定手段として何を用いるか、すべての施設で実施可能となる研究方法をどのように作成するかなど、各国間で調整すべき検討課題が多数あることから、今回、その実施可能性についての企画調査を行った。 国内,および海外の共同研究者と直接会い、また電話や電子メールを使って何度か協議を繰り返し、さらにコーピング研究における世界の第一人者であるMDアンダーソンがんセンターのクリーランド教授、ベスイスラエルがんセンターのキャッシュ博士より助言を受けた結果、以下の事項を充分に統一できれば国際共同研究は可能であると考えられた。 1)評価項目:主要評価項目を、患者および配偶者のコーピングスタイルとする。 2)研究デザイン:まずは横断研究のみとする。 3)調査方法:入院患者を対象とし、患者と配偶者の調査を同時に行う。 4)測定手段:日本語を含めたいくつかの言語での標準化が行われているMental Adjustment to Cancer(MAC)scaleを用いてコーピングスタイルを評価する。同時に、家族機能を評価するためにFamily Assessment Device(FAD)を用いる。 5)対象者数:各国での対象者数をそれぞれ100名以上とする。 これらの結果をもとに、研究代表者を中心として、研究分担者や研究協力者の意見を取り入れながら、まずわが国における研究プロトコールを作成することとなった。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)