Project/Area Number |
12F02055
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Natural disaster science
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
寳 馨 (2013) 京都大学, 防災研究所, 教授
寶 馨 (2012) 京都大学, 防災研究所, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
羅 平平 京都大学, 防災研究所, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2012 – 2013
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
|
Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | 水災害 / トレンド解析 / 時系列解析 / 水文モデル / 洪水氾濫 / 土砂流出 / 極端事象 |
Research Abstract |
本研究の目的は、以下の2点 (1)気候変動と人間活動からの影響を検証し、それらの影響を定量化して計算する、(2) 古代から将来にわたる極端事象発生に関わる時間・空間・環境などの要素と、大規模な水災害との関連性を解明する、であって、平成25年度にはそれぞれ以下の研究を実施した。 (1) 日本の鴨川(京都市)、エジプトのナイル川を対象として、過去の洪水を再現し、さらに、将来の洪水を予測する数値計算モデルを構築した。このモデルは、過去に向かっては1000年以上さかのぼり、将来に向けては100年オーダーで予測が可能なものを目指している。古地図、古絵図面、古本等を収集し、それらを用いて、1000年前までの土地利用・土地被覆の再現を試みた。古気候再現モデルと、CDRMV3、SWATという水文モデル群を組み合わせて用い、過去1000年の日々の降雨、河川流量の再現計算を行った。 (2) 再現期間が数十年から数百年というような規模の大雨、大洪水といった極端事象に対して、河川流域が受ける洪水災害を推定し、流域の脆弱性の解析を行った。上記(1)の再現・予測計算モデルにおいて、特に、大洪水や大渇水といった極端事象に着目し、その生起頻度、規模、期間を明らかにし、将来の水資源開発計画、水管理計画、土地利用計画などに役立てる方法論を考究した。過去の洪水痕跡、古文書の記録から、当時の豪雨・洪水現象を再現してモデルの精度を検証するとともに、再現された降雨や洪水を利用して、将来の大洪水の予測計算を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本研究の成果は、平成26年3月までに図書(分担)3部(うち1部英文)、国際雑誌において査読付き論文として6編が、また、国内学術雑誌に査読付き論文が1編出版された。研究は申請書に記載の通りの内容で、当初の計画以上に進展していると言える。
|
Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
|
Report
(2 results)
Research Products
(21 results)