電気化学カップリング交互吸着法(ECC-LbL)による機能薄膜開発
Project/Area Number |
12F02205
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Nanomaterials/Nanobioscience
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
有賀 克彦 独立行政法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, MANA主任研究者
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LI Mao (独)物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 電気化学 / カップリング / 交互吸着 / 超薄膜 / デバイス |
Research Abstract |
本研究テーマは、電気化学的カップリング交互吸着法(ElectrochemicalCouplingLayer-by-Layer(ECC-LbL)Assembly)という世界的に例を見ない超薄膜作製法に関する研究である。本方法は、電極からの電気化学シグナルにより、機能物質間のカップリング反応を行うものであり、所望の位置にナノメートルサイズの薄膜を、望みの厚さかつデザインされた順番でつむことのできる手法である。ここでは、特にフラーレン、ポルフィリン、フルオレンなどの機能分子をありとあらゆる形態で薄膜化することにチャレンジした。水晶発振子、サイクリックボルタンメトリーのような分析手法と、電子顕微鏡観察によって、予想以上に精緻な構造の薄膜が形成されることが明らかとなっている。実際に、いく種類かの機能分子を企画したとおりに積層化した薄膜デバイスを作成したところ、光起電力が光照射の応じてなされるデバイス機能が実現された。この機能は、機能分子をナノメートルサイズの近距離に配置しつつ、薄膜化できるという本方法の利点を反映したものである。また、パターン化した基板に順次この積層方を適用することによって。文字列を表示するデバイスの作製にも成功した。これは、所望の位置に薄膜を作ることができるという本方法の別の利点を生かしたものである。その他、フラーレンの薄膜制御などの応用もなされており、本mんえんどの研究は大変成果に富むものであった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初予定した以上にデバイス開発が進んでおり高く評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
本JSPS研究員は、業績をたくさん挙げたこともあって、中国に教授職を得ることができた。共同研究を今後進めるということで合意しており、発展的な研究がより期待できる。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)