鉄触媒CH官能基化によるα-アリールカルボン酸類の合成
Project/Area Number |
12F02338
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中村 正治 京都大学, 化学研究所, 教授 (00282723)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ADAK Laksmikanta 京都大学, 化学研究所, 外国人特別研究員
ADAK Laksmikanta 京都大学, 化学研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2014: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 有機合成化学 / 立体選択的合成反応 / 鉄触媒 / 生理活性物質 / 有機合成 / 生理活性化合物 / 不斉合成 / エナンチオ選択的反応 / クロスカップリング / 官能基選択的 / C-C結合生成反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
鉄は,その普遍性,ならびに生体毒性と環境負荷の低さから実用触媒としての有効利用が期待されるが,精密有機合成分野への応用は立ち後れている。鉄を精密制御された分子触媒として用いるには,その多様な酸化状態,配位数およびスピン状態を緻密に制御する新たな方法論の開発が必要である。鉄を利用した高選択的な分子変換反応を開発し,精密有機合成反応へ応用することは,工業的にも,そして学術的にも,重要な課題である。本研究ではこのような背景の下,以下に示す研究成果を得た。概要を記す。 1. 立体選択的なアリールC-グリコシド類の合成反応の開発 鉄触媒による立体選択的なC-C結合生成反応を検討する中で,鉄触媒存在下,ハロゲン化糖と芳香族亜鉛反応剤とのカップリング反応によるアリールC-グリコシドの合成反応を見出した。従前のFriedel-Crafts型アリールC―グリコシド類の合成では困難であった,種々のハロゲン化糖の単純なアセチル保護基質への多様な芳香環の導入が可能となった。アリールC-グリコシド類は,様々な生理活性を示すだけでなく酵素による分解に対し高い安定性を有し,このため,2型糖尿病治療薬SGLT2阻害剤などの医薬品候補として注目を集めており,当初計画の副産物となる成果であるが,経済性および環境調和性に優れ,工業的にも有意性の高い新規鉄触媒反応を開発することができた。 2. α-アリールプロピオン酸類の不斉合成反応の開発 α-ハロプロピオン酸誘導体と芳香族化合物による鉄触媒不斉C-H官能基化反応の開発を検討した。同反応を効果的に進める条件の発見には至らなかったものの,新規の鉄触媒不斉クロスカップリング反応を見出した。触媒量の鉄と光学活性リン配位子の存在下,芳香族ホウ素反応剤などの種々の有機金属反応剤とαブロモプロピオン酸エステルが,エナンチオ選択的にカップリングすることを見出した。反応機構についての成果を報告した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Investigation of Organoiron Catalysis in Kumada-Tamao-Corriu-Type Cross-Coupling Reaction Assisted by Solution-Phase X-ray Absorption Spectroscopy2015
Author(s)
Takaya, H.; Nakajima, S.; Nakagawa, N.; Isozaki, K.; Iwamoto, T.; Imayoshi, R.; Gower, N.; Adak, L.; Hatakeyama, T.; Honma, T.; Takagi, M.; Sunada, Y.; Nagashima, H.; Hashizume, D.; Takahashi, O.; Nakamura, M.
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Journal Title
Bull. Chem. Soc. Jpn.
Volume: 88
Issue: 3
Pages: 410-418
DOI
NAID
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Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
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