η’粒子を用いた対称性の破れによる質量生成機構の実験的解明
Project/Area Number |
12J00608
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(実験)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
冨田 夏希 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ハドロン物理学 / 原子核物理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的はη’中間子の原子核内での質量変化を測定することにより、対称性の破れによる質量生成機構の検証実験を行うことである。本研究ではSPring-8 LEPS2ビームラインの高エネルギーγ線を用い、12C(γ,p)η’11B 反応により、11B原子核中にη’を生成する。そしてη’中間子と11B原子核の束縛エネルギーから質量変化の観測を行う。束縛エネルギーは、前方に散乱される陽子のエネルギーを測定することによって求める。陽子のエネルギーはターゲットの前方 12.5 mの位置に設置されるResistive Plate Chamber (RPC) を用いてTime-of-Flight (TOF) 測定法により測定する。 本年度4~5月にはこのRPCのインストールを行った。同時期に測定に用いる他の検出器も稼働を開始した。6月からは炭素標的を用い、本研究のデータ取得を開始した。同時に問題のある検出器、読み出し回路の洗い出し、修理、交換なども行った。10月からは陽子標的でのデータ取得を行い、検出器や時間測定の較正を行った。 ほぼ光速で粒子が飛来する電子・陽電子対生成イベントを用いて、RPC-TOFシステムの時間分解能の評価を行った。目標の50psより少々悪い75ps程度の時間分解能が得られていることが分かった。現在ヒットした読み出しストリップの選び出しアルゴリズムの改良などにより、より良い時間分解能を目指している。 来年度はさらに炭素標的のデータを取得し、解析を行い論文にまとめる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(14 results)