日本人英語学習者を対象としたL2 Self Systemのモデル構築と拡張
Project/Area Number |
12J00739
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Foreign language education
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
植木 美千子 関西大学, 外国語教育学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2012: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | L2動機づけ / 海外留学 / The L2 Motivational Self System / 多母集団共分散構造分析 / 動機づけの堅牢性(robustness of motivation) / 動機づけ / L2 Motivational Self System / 統合的枠組み / 学習者情意 |
Research Abstract |
今年度は前年度で得た結果をもとに提案された拡張版L2 MSSの枠組みを用いて、学習者の情意面へのSAの影響について検証を試みた。本研究では、英検準1級用のCan-do Listを用いて、英語力の変化についても調べることとした。質問紙とCan-do ListはSA前とSA後に2回にわたり実施された。分析は、多母集団共分散構造分析(multi-group SEM)を用いておこなった。結果として、SA後は(a) L2不安が有意に低下し、(b) L2動機づけと英語能力の間により強い関係性が見いだされ、(c)義務L2自己のL2不安への影響も有意に低下し、(d)理想L2自己、自己効力感、L2学習態度(L2 learning attitude)に加えて義務L2自己までが、L2学習動機を有意に支える構図が明らかとなった。申請者は、この(d)に関してさらに考察を行い、「動機づけの堅牢性」(robustness of L2 motivation)という概念を提唱し、SAにより、動機を支える1つひとつの情意要因の影響がより強化されるだけではなく、動機を支える情意要因の数までが増えていき、その結果、L2学習へのより強い動機づけが得られるのではないか、と主張している。 前述した研究によって、確かに動機づけを支える要素間の関係性の変化については記述できたが、この変化が、「どのようにして」、そして「なぜ」生じるのかという問題までは踏み込めないままであった。そこで、第6章では、質的研究手法を用いて、この問題に取り組むことにした。分析の焦点を前述の研究で(L2動機づけへの)影響の顕著な変化が認められた(1)義務L2自己、(2)自己効力感、そして(3)L2不安に絞り、変化のプロセスを記述する事例(エピソード)を抽出し、解釈を行った。結果として、(a)SAを経て、義務L2自己がどのように理想L2自己に近い形に変化し、L2動機を支えるに至ったのか、(b)自己効力感の内容がどのように変化し、そのため、L2動機づけへの影響力がSA後に増したのか、そして(c)SA後に、どのようにL2不安が軽減し、動機づけへの負の影響が弱まったのか、という3つの個別プロセスの詳細が提示された。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(15 results)