次世代ガンマ線望遠鏡で解き明かすかに星雲からのガンマ線フレア
Project/Area Number |
12J02058
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(実験)
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
尾崎 圭太 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ガンマ線天文学 / 宇宙線 / 気球実験 / エマルション / 原子核乾板 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は気球搭載エマルション望遠鏡による宇宙ガンマ線観測計画GRAINE(Gamma-Ray Astro-Imager with Nuclear Emulsion)を推進している。GRAINEの次期気球実験を2015年5月にオーストラリアにて実施予定である。本気球実験の目的は、ガンマ線天体Vela pulsarを観測し、世界最高解像度で結像して望遠鏡の性能を実証することである。 次期気球実験のため、1.乳剤及びエマルションフィルムのマスプロダクション、2.製造済みフィルムの長期特性評価、3.シドニー大での実験前処理設備の立ち上げ及びテストランを行った。 乳剤製造は名古屋大にある乳剤製造装置を用いて2014年1月から約1年間にわたり行った。その間に製造した乳剤は約200kgである。製造したすべての乳剤はUVSOR(愛知県岡崎市)にて電子線を照射し、放射線感度を評価した。また、乳剤の塗布を名古屋大にて行いフィルムの製造を行った。塗布したフィルム量は約60平米である。製造したフィルムの一部を用いて、気球実験実施までにおける長期保存特性を評価した。その結果、保管温度が高かった一部のフィルムでバックグラウンドレベルの増加がみられた。その対策法としてフィルムを高温高湿環境に置くことでバックグラウンドの消去が可能であることを見出した。 気球実験実施にあたり、エマルションフィルムの前処理のための設備をシドニー大学に立ち上げ、テストランを2015年2月から3月にかけて実施した。現地での処理に問題ないことを確認し、気球実験用のフィルムは2015年4月から処理を始める予定である。次期気球実験は2015年5月に実施予定である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(19 results)