Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
私は、「宇宙背景放射の観測結果にもとづくインフレーション理論の検証」という研究課題のもと、まずはインフレーション時において生成される非ガウス性が満たすべき、一般的な性質を導く事を目的とした。揺らぎの非ガウス性を考慮するためには、一般的に高次相関関数が使われる。インフレーションによって生成される揺らぎがもしも完全にガウシアン揺らぎを持つならば、その定義として3点相関関数は存在しないことになる。そのため、インフレーションによって生成される3点相関関数の大きさを予言し、それを観測と比較することによって、インフレーションの非ガウス性を検証することができる。次代のCMB衛生観測(PLANCK, etc)では、より高次の相関関数として4点相関関数も観測目標に入っており、より詳細にインフレーション起源の非ガウス性が検証されるだろうと考えられる。インフレーションシナリオが生成する揺らぎやその非ガウス性を計算する際に、δNformalismと呼ばれる手法が広く使われている。この手法は、インフレーション膨張によって、生成された揺らぎが無限に引き延ばされるという近似を使っており、揺らぎの非線形性を考慮するための非常に優れた手法である。我々はこのδNfbrmalismを使って、インフレーションによって予言される3点、4点相関関数を導き、その間に成り立つ一般的性質な関係式を考える。
(抄録なし)
All 2013 2012
All Journal Article (4 results) (of which Peer Reviewed: 4 results) Presentation (1 results)
Physics Review D
Volume: 87 Pages: 23530-23530
Astrophysical Journal
Volume: 769 Issue: 2 Pages: 106-106
10.1088/0004-637x/769/2/106
Physical Review D
Volume: 87 Issue: 2 Pages: 23530-23530
10.1103/physrevd.87.023530
Volume: 760 Issue: 2 Pages: 114-114
10.1088/0004-637x/760/2/114