ラドン散逸係数と土壌物性との関係および散逸ラドンの地下水への影響に関する研究
Project/Area Number |
12J04464
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Risk sciences of radiation/Chemicals
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
城間 吉貴 琉球大学, 理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ラドン散逸係数 / 土壌物理パラメータ / 滴下水中ラドン濃度 / 散逸ラドンの移行 / 沖縄県 / 地下水 / 水中ラドン濃度 / 土壌物性 / 粒経分布 / 比表面積 / 地下水・洞内ラドン濃度 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では, これまで研究事例が少なかった土壌中でのラドン散逸現象や, 散逸後のラドンの環境挙動について現地測定ならびに実験による定量化を試みた。また, その好適なフィールドとして, 比較的高い自然放射線レベルを呈する沖縄県を選定した。さらに, 実験によるラドン散逸係数の評価, 土壌物理パラメータの測定, 鍾乳洞における滴下水中ラドン濃度の測定を行い, これらのデータを用いて土壌からの散逸ラドンの地下水への移行量を推定した。沖縄島に分布する土壌のラドン散逸係数を実験的手法によって評価した結果,乾燥および湿潤状態におけるラドン散逸係数の算術平均値は, それぞれ0.19および0.29となった。実験に使用した土壌は, 沖縄県における伝統的な区分に従い, 島尻マージ, 国頭マージおよびジャーガルの3種に大別できるが,島尻マージの散逸係数が他の土壌より高い値を呈した。逸係数の変動要因を調べるために土壌の放射性核種濃度と物理パラメータの分析を行った結果,ラドン散逸係数の変動は, 主に含水量, 粒径, 238U系列濃度によって規定されることが示唆された。次に, 土壌から散逸したラドンの地下水への挙動について沖縄島南部に所在する玉泉洞を対象として検討した。玉泉洞内における滴下水中ラドン濃度を液体シンチレーションカウンターによって測定した結果, 算術平均値は8.6 kBq m-3であった。ラドン散逸係数を用いて推定した滴下水中ラドン濃度は約9 kBq m-3となった。これらから, 土壌からの散逸ラドンが, 約10日間かけて琉球石灰岩中を浸透した玉泉洞内の滴下水に含まれていることが強く示唆された。以上から,土壌粒子中で生成されたラドンの土壌空隙への移行を定量的に評価することで, 土壌を起源とするラドンの地下水中濃度への寄与が推定可能である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(11 results)
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[Presentation] 沖縄本島に分布する土壌のラドン散逸係数とその特徴2014
Author(s)
城間吉貴, 喜納正剛, 藤谷卓陽, 古川雅英, 反町篤行, 石川徹夫, 細田正洋, 床次眞司, サフ- サラタ クマール
Organizer
日本保健物理学会
Place of Presentation
上齋原文化センター ヴァルトホール
Year and Date
2014-06-19 – 2014-06-20
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[Presentation] 琉球列島の空間γ線線量率2013
Author(s)
城間吉貴, 石川慎之助, 大本駿眞, 喜納正剛, 藤谷卓陽, 新垣玲奈, 古川雅英
Organizer
日本保健物理学会第45回研究発表会
Place of Presentation
ホテルポートプラザちば, 千葉市
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[Presentation] Radon and thoron atoms generated in soil as the radioactive aerosol particles source2013
Author(s)
Hosoda, M., Sorimachi, A., Ish ikawa, T., Sahoo, S. K., Olamori, Y., Shiroma, Y., Furukawa, M. and Yokonami S.
Organizer
8^<th> Asian Aerosol Conference
Place of Presentation
Australian Technology Park, Sydney
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