マイクロリアクターによる不安定有機金属種を活用するクロスカップリング反応の開発
Project/Area Number |
12J05642
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Organic chemistry
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
森脇 佑也 京都大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | フローマイクロリアクター / キラル有機リチウム種 / キラルボロン酸エステル / 村橋カップリング反応 / 不安定有機リチウム / π共役ポリマー / 2-リチオオキセタン / クロスカップリング / リチオ化 / ホウ素化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的はフローマイクロリアクターを利用し、極低温を用いることなくベンジルカルバメート類のリチオ化により得られる立体的に不安定なリチウム中間体を求電子剤との反応に利用することである。 具体的には1-フェニルエチルカルバメート並びにそのベンゼン環上のパラ位にフッ素並びにメトキシ基を導入した基質のリチオ化により得られるリチウム中間体をトリメチルシリルトリフラートにてシリル化した。この際リチオ化の温度並びに反応時間を種々検討することでその立体的安定性に関する詳細な評価を行った。その結果電子吸引基は立体的安定性を向上させ、電子供与基は中間体のリチウム種を立体的、化学的に不安定化させることが明らかとなった。また、フローマイクロリアクターにより滞留時間を短く、精密に制御することでいずれの基質も極低温を用いずに高収率かつ高エナンチオ特異的に目的のシリル化体が得られることも明らかにした。 得られた知見をもとにより価値の高い生成物を与えると考えられるホウ素化の検討を行った。求電子剤としてトリメチルシリルトリフラートの代わりにメトキシボロン酸ピナコールエステルを用いて反応を行ったところ同様に良好または高収率かつ高エナンチオ特異的に目的生成物が得られた。続いてリチオ化とホウ素化並びに転移反応による光学活性ボロン酸エステルの合成を検討した。求電子剤としてフェネチルボロン酸ピナコールエステルを用いたところ目的生成物を高収率かつ高エナンチオ特異的に得ることができた。特にホウ素化並びに転移反応は高速に進行し、反応時間8秒以内に完結することも明らかとなった。本反応により得られるボロン酸エステルは近年遷移金属を用いないクロスカップリング反応への利用が報告されているなど合成中間体としてきわめて有用である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)