Project/Area Number |
12J05932
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Biomedical engineering/Biological material science
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Research Institution | Sapporo Medical University (2013) Tokyo Medical and Dental University (2012) |
Principal Investigator |
根岸 淳 札幌医科大学, 医学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 脱細胞化 / 小口径血管 / 組織工学 / 異種移植 / 高静水圧法 |
Research Abstract |
組織工学的手法を利用した、小口径血管グラフトの開発を目的とし、脱細胞化組織の加工・再構築技術を利用した小口径血管グラフト作製を検討した。先の研究で、脱細胞化処理後の血管特異的構造の維持が、脱細胞化小口径血管グラフト移植の成績に大きく貢献することを明らかにしてきた。本研究では、ブタ大動脈をシート状に加工・脱細胞化し、チューブ型に再構築することで、任意の口径・長さの脱細胞化小口径血管グラフトを作製した。再構築の際に、縫合糸、生体接着剤を使用することで、脱細胞化小口径血管グラフトの再構築が可能であり、作製した脱細胞化小口径血管グラフトが生体内利用に耐えうる十分な力学的特性を有していること、縫合処置可能なことを明らかにした。また、再構築した脱細胞化小口径血管グラフト・をラット頚動脈に異種移植し、in vivo評価を行った。移植後の血流再開後も、脱細胞化小口径血管グラフトは血液リークがないことを確認し、さらに、拍動も目視にて確認した。移植3日後の所見評価より、脱細胞化小口径血管グラフトは拍動が認められ、開存していることが明らかになった。異種移植において、拒絶反応が認められず、脱細胞化処理により抗原性が消失したことが示された。また、採取した脱細胞化小口径血管グラフトの組織額的染色評価から、移植血管内腔表面への内皮細胞様細胞の接着、外周組織への細胞浸潤が認められた。以上から、加工・再構築脱細胞化小口径血管グラフトの応用可能性が示された。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)