Project/Area Number |
12J07172
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Organic chemistry
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
安井 祐介 東北大学, 大学院理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 有機触媒 / ジアリールプロリノール / 不斉アルドール反応 / アルキニルアルデヒド / ホルムアルデヒド / ピルビルアルデヒド / 触媒的不斉反応 |
Research Abstract |
天然物や医薬品のなかにはβ-ヒドロキシカルボニル骨格を含むものが多数あり、これらを立体制御して合成する手法の開発は有機合成上重要な課題である。これまで有機触媒ジアリールプロリノールを用いた不斉アルドール反応を利用することで、このような骨格を含む重要なキラル合成中間体が容易に合成できることを見出してきた。今回はジアリールプロリノールを用いた不斉アルドール反応の適応範囲をさらに広げるために、以下の研究を行った。1)アルキニルアルデヒドを用いた不斉アルドール反応の研究。2)ホルムアルデヒドを用いた不斉アルドール反応の研究。 1)光学活性アルキニルアルコールは合成中間体として有用である。一方、アルキニルアルデヒドを用いた不斉アルドール反応は光学活性アルキニルアルコールを合成する有用な手法になると考えられるが、これまでに直接的な不斉アルドール反応の報告例はなかった。検討の結果、ジアリールプロリノールを用いることでアルキニルアルコール類を高いエナンチオ選択性で合成する手法を見出すことに成功した。 2)ホルムアルデヒドを用いた不斉アルドール反応が進行すれば、カルボニル基のα位に光学活性ヒドロキシメチル基を導入する有用な手法になる。しかしながら、用いることが出来る基質に限りがあり、特にアルデヒドを求核剤として用いた反応例はほとんどない。今回著者は、本反応にジアリールプロリノールが有効に作用することを見出し、光学活性ヒドロキシルメチル基を含む化合物の効率的な合成法を確立することに成功した。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)