グリア腫瘍化の初期段階における膜環境の関与とその分子機構のin vivoでの解明
Project/Area Number |
12J08954
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
腫瘍生物学
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
大川 祐樹 名古屋大学, 医学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥3,630,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | ガングリオシド / グリオーマ / マウスモデル / マスモデル |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトグリオーマ組織では正常脳組織には発現していないガングリオシドGD3とGD2が高発現する。昨年度に研究代表者はRCAS/tv-aシステムを用いたグリオーマモデルマウス由来初代培養アストロサイトを用いて、ガングリオシドGD3の機能解析を行った。GD3がplatelet-derived growth factor receptor alpha (PDGFR alpha)と協調し、Yes kinaseの過剰なリン酸化を引き起こし、グリオーマ細胞の浸潤能を亢進することを明らかにした。本年度はグリオーマにおけるGD3の機能を個体レベルで解析するため、GD3合成酵素遺伝子欠損グリオーマモデルマウス(GD3S-KOマウス)を作製し、グリオーマの発生・進展をGD3合成酵素遺伝子野生型グリオーマモデルマウス(GD3S-WTマウス)と比較した。Platelet-derived growth facotor B (PDGFB) を遺伝子導入した2週間後において、GD3S-KOマウスではGD3S-WTマウスに比べ、腫瘍のサイズの縮小と悪性度の低下、また腫瘍における Src family kinase のリン酸下レベルの低下が観察された。さらにGD3S-KOマウスではGD3S-WTマウスに比べ、寿命の延長が観察された。これらの結果はグリオーマにおけるGD3の発現が Src family kinase を活性化し、腫瘍の悪性度を増強することを示唆していた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(21 results)