筋強直性ジストロフィーにおけるスプライシング異常と発症機構
Project/Area Number |
12J08975
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
古戎 道典 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 筋強直性ジストロフィー / 選択的スプライシング / アンチセンスオリゴ / ドラッグ・デリバリー / マイクロバブル |
Research Abstract |
今年度は、昨年度に引き続き、筋強直性ジストロフィーにおいて筋強直症状の原因となるCLCN1遺伝子の選択的スプライシング異常を、アンチセンスオリゴによるエクソンスキッピングにより改善する治療法の開発を行った。昨年度に確立したアンチセンスオリゴのデリバリー法、および、モデルマウスの筋強直症状を計測できる筋電図測定系を用いて、アンチセンスオリゴの投与による筋強直性ジストロフィーの治療法の効果を検証し、新たなアンチセンス治療法を確立することができた。また、マウスで確立した治療法をヒトに応用するため、ヒトの遺伝子ホモログに対してアンチセンスオリゴを設計し、治療効果の見込まれるオリゴ配列を培養細胞モデル系で同定することができた。 一方で、より根治的な治療法として、筋強直性ジストロフィーの原因となる伸長CUGリピートRNAを無毒化するアンチセンスオリゴ配列を検討した。その結果、モデルマウスにおいて異常となっていた複数の選択的スプライシング異常を全身の複数の骨格筋において改善することが可能となった。筋強直性ジストロフィーは、未だに効果的な治療法が確立されておらず、これらの成果は治療法の開発において重要な知見をもたらすものである。 また、MBNL1タンパク質がmRNAの3'UTRに結合することで、遺伝子発現にどのような影響を及ぼすのかをルシフェラーゼアッセイを用いて観察を行った。これについては、現在、その影響を検証中である。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Ultrasound-enhanced delivery of morpholino with Bubble liposomes a meliorates the myotonia of myotonic dystrophy model mice.2013
Author(s)
Koebis M, Kiyatake T, Yamaura H, Nagano K, Higashihara M, Sonoo M, Hayashi Y, Negishi Y, Endo-Takahashi Y, Yanagihara D, Matsuda R, Takahashi MP, Nishino I, Ishiura S.
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: Vol.3
Issue: 1
Pages: 2242-2242
DOI
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Peer Reviewed
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