Project/Area Number |
12J10032
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
吉田 彩舟 明治大学, 農学研究科 生命科学専攻, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 下垂体 / 幹・前駆細胞 / Niche / 発生・分化 / ephrin/Eph signal / 組織特異的転写因子 / 標的遺伝子 / ephrin/Eph Receptor signal / 標的遺伝子探索 / 相互作用因子探索 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は下垂体特異的転写因子PROP1の幹・前駆細胞における機能解析ならびに、それら幹・前駆細胞を支持する微小環境(Niche)の解析を目的としている。具体的には 1. ChIP-Seq法を用いたPROP1の標的遺伝子探索、さらに、2. Nicheで特異的に機能するシグナル分子の同定と機能解析を行う。本年度の研究成果は以下の通りである。
1. PROP1の標的遺伝子探索:今年度までに抗体の準備ならびに実験系の構築、ならびにChIP-Seq解析用のサンプル準備が終了した。現在、次世代シークエンサーを用いた委託解析を予定している。
2. Nicheを制御するシグナル分子の同定と機能解析:本年度は前年度に見出した、下垂体幹・前駆細胞Nicheで発現するシグナル伝達分子ephrin-B2/EphB3の活性化機序に関して解析を行った。組織化学的解析から、成体下垂体におけるephrin-B2とEphB3の存在様式は不活性型のCis-interactionを形成していることを確認した。一方で、分化の盛んな出生直後では、EphB3とのCis-interactionが解除され、ニッチ周囲に存在するACTH産生細胞が発現するEphB2と活性型のTrans-interactionを形成していることを見出した。これらの知見から、下垂体の幹・前駆細胞ニッチではCis-interactionを利用したニッチ内部における第1次的(抑制的)な制御と、周囲の分化細胞を利用した第2次的(活性的)な制御により、幹・前駆細胞の幹細胞性維持と、分化転換におけるニッチからの離脱が制御されているという、新たなモデルが示唆された。本研究内容の一部は筆頭著者としてCell Tissue Res.に投稿し、受理された。現在、さらに2報の論文として取りまとめ、投稿準備をしている。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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