Project/Area Number |
12J10249
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied animal science
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Research Institution | Azabu University |
Principal Investigator |
藤原 克祥 麻布大学, 獣医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 超低温保存 |
Research Abstract |
哺乳類生殖細胞の超低温保存は、効率的な遺伝資源の保存やヒト生殖補助医療への応用に重要である。未受精卵、特に成熟卵(排卵卵子)および未成熟卵(卵巣卵子)などハプロイドの細胞を保存することは、個体復元時に雄の遺伝的背景が選択できることから貴重な技術となりえる。本研究は、未受精卵の新規超低温保存法の開発を目的とし、ラット、マウスおよびブタ未受精卵について検討した。本研究により、ラット成熟卵およびマウス成熟卵・未成熟卵は卵丘細胞が付着した状態で、Ca無添加EG添加液を用いた新規超低温保存法により保存することで、体外受精後に受精能を有し、それぞれの未受精卵から作出された胚は産子への発生能を示した。ラット成熟卵において超低温保存した雌雄両配偶子における体外受精を介した個体復元は世界初であり、マウス成熟卵および未成熟卵においても本研究の成果により効率的な個体復元が可能となった。また、ブタ成熟卵においてもホスホジエステラーゼ阻害剤であるカフェインにより処理することで、ガラス化保存後に紡錘体が維持され、体外受精後の受精能が大幅に向上することが明らかとなった。さらに、AFPより安価な新規CPAであるCOOH-PLLは、マウス、ラットおよびブタ成熟卵および胚の効率的なガラス化保存法に用いることが可能であることが明らかとなった。本研究により開発された手法は、高価な設備や試薬を必要とせずにマウス、ラットおよびブタ未受精卵を超低温保存し、効率的に受精卵の作出または個体復元することが可能であり、本研究の成果は実験動物や家畜の遺伝資源の保存に特に有用であると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(17 results)