Project/Area Number |
12J40099
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
遠田 悦子 東京大学, 大学院医学系研究科, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ケモカイン / CCR2 / CCR5 / フロント / FROUNT / 細胞遊走 |
Research Abstract |
ケモカイン受容体シグナル制御分子フロントは、ケモカイン受容体CCR2に結合し炎症反応において重要な働きを担うマクロファージの炎症の場への遊走を正に制御する。本研究では、フロント遺伝子改変マウスおよびフロント機能制御化合物を用いて、炎症時における生体レベルでのフロントの機能および細胞内遊走シグナル関連分子の活性化制御機構を明らかにすることを目的とする。 平成24年度までに同定したCCR2上のフロント結合領域について細胞レベルでの機能解析を行った。まずフロントとの結合を低下させる1アミノ酸変異を導入した変異型CCR2を培養細胞に発現させた。この変異は、in vitroで明らかとなったフロントとの結合エレメントである結合領域ヘリックスの疎水性面に位置する。細胞表面上の発現レベルは野生型と同程度であった。CCR2の受容体機能である細胞遊走活性に対するこの変異の影響を解析するため、Boyden chamber法にて変異型CCR2発現細胞のCCR2リガンド(CCL2)刺激に対する遊走活性を解析した。その結果、変異型CCR2を発現する細胞においては、野生型CCR2を発現する細胞に比べて遊走活性が顕著に低下していた。これよりin vitroの解析で明らかになったCCR2上のフロント結合エレメントは、細胞レベルにおいても受容体の機能に重要な役割を担っていることが示された。またフロント遺伝子改変マウスの炎症モデルにおける表現型解析およびフロント機能阻害化合物の炎症モデルでの抗炎症効果の解析を行うため、コラーゲン誘導性関節炎モデルのセットアップを行い、DBA/1I係統における関節炎モデルでのフロント機能阻害化合物の評価が可能となった。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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