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HIV特異的Tリンパ球の機能異常とその機序の解析

Research Project

Project/Area Number 13015204
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

中村 哲也  東京大学, 医科学研究所, 助教授 (30189047)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岩本 愛吉  東京大学, 医科学研究所, 教授 (10133076)
Project Period (FY) 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2001: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
KeywordsHIV感染者 / Tリンパ球 / CD4 / CD8 / パーフォリン / インターフェロンγ
Research Abstract

平成12年度の本研究班での研究により、HIV感染者のHIV特異的T細胞はインターフェロンγ産生低下、パーフォリン発現低下という機能異常があることを見出した。宿主の免疫系がHIVを排除できないのは、このようなHIV特異的T細胞の機能異常が一つの原因と考えられる。そこで、これらの機能異常がin vitroの刺激で回復するか否かを検討した。その結果、HIV感染者の抹消血リンパ球をHIVペプチド添加自己PHA blastで1週間ごとに4週間刺激することにより、インターフェロンγ産生が回復することを見出した。刺激後の細胞はHIV特異的な細胞障害活性を有し、それがパーフォリン阻害剤で抑制されることからパーフォリン発現が確認された。このことは、HIV感染者のHIV特異的T細胞機能異常が抗原刺激を反復することで回復することを意味しており、何らかのHIVワクチンを用いることでin vivoで同様の現象を再現できる可能性を示唆した。今後、HIVワクチンを用いたin vivoでの検討を行う予定である。
また、HIV感染者のナイーブ/メモリーT細胞を解析する過程で、HIV感染者ではCD45RA+CD62L-のメモリーCD4陽性T細胞(M3)が健常者に比べ多いことを見出した。この分画中の細胞はパーフォリン発現が見られ、CD4キラーT細胞と考えられた。その頻度はサイトメガロウイルス特異的なCD4陽性Tリンパ球数と相関しており、この細胞集団はサイトメガロウイルスに対する宿主免疫との関連が示唆された。

Report

(1 results)
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2018-03-28  

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