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甲状腺ホルモン受容体を介した内分泌攪乱物質の生物作用の解析

Research Project

Project/Area Number 13027274
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Science and Engineering
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

岡部 とし子  横浜市立大学, 医学部, 講師 (20152564)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堺 温哉  横浜市立大学, 医学部, 助手 (20303555)
鹿島 勇治  横浜市立大学, 医学部, 助手 (50233705)
Project Period (FY) 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2001: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Keywords甲状腺ホルモン受容体 / 甲状腺ホルモンレスポンスエレメント / レポーターアッセイ / 内分泌攪乱物質 / マイクロアレー / シグナル伝達
Research Abstract

甲状腺ホルモン受容体(TR)を介した内分泌攪乱物質の生物作用を明らかにする目的で、ヒトTRα1を高発現したヒト子宮癌由来培養細胞であるHeLa細胞株(HeLaTR)を作成し、甲状腺ホルモンレスポンスエレメント(TRE)を有するリポーター(ルシフェラーゼ)遺伝子の発現を指標として内分泌攪乱物質の(抗)甲状腺ホルモン様作用を検討した。HeLaTR細胞にルシフェラーゼ遺伝子を導入しT_3を48時間曝露後、TR複合体の活性化に依存したルシフェラーゼ遺伝子の発現を調べた結果、T_3の添加によりルシフェラーゼ活性が約3.5倍上昇した。種々の化学物質のT_3様作用を調べるためにT_3の替わりに内分泌攪乱物質や重金属化合物などを添加したが、ビスフェノールA、フタル酸ジエチルヘキシル、カドミウム、ヒ素、鉛、水酸化PCB、ダイオキシンいずれの化学物質によってもルシフェラーゼ活性の上昇は観察されなかった。次に、これら化合物をT_3と共に添加し(抗)T_3様作用を検討した結果、カドミウム、ヒ素、鉛、水酸化PCBの添加はT_3によるルシフェラーゼ活性の上昇を阻害したが、ビスフェノールA、フタル酸ジエチルヘキシルはT_3によるルシフェラーゼ活性に影響を及ぼさなかった。さらに内分泌攪乱物質による(抗)甲状腺ホルモン様作用の分子機構を明らかにするために、T_3や内分泌攪乱物質の曝露によって引き起こされる細胞内遺伝子発現の変化をDNAマイクロアレー法により解析した。その結果、HeLaTR細胞にT_3を添加した場合その発現レベルが3倍以上上昇または減少した遺伝子が240種類同定された。またT_3と共に鉛またはフタル酸ジエチルヘキシルを添加した場合の発現レベルが増減した遺伝子についても検討した。現在、これら遺伝子の発現レベルの変化と各化学物質の有する生物作用の関連性を明らかにするために更に詳細な解析を行っている。

Report

(1 results)
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2018-03-28  

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