集合系マシーナリーのモデル細胞としての高度好熱菌T.thermophilus
Project/Area Number |
13033025
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
倉光 成紀 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60153368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増井 良治 大阪大学, 大学院・理学研究科, 講師 (40252580)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | UvrA / UvrB / UvrC / UvrD / MutS / MutL / Nudix / house-keeping enzyme / ヌクレオチド除去修復 / β-ドメイン / 転写共役因子 / 分子機能解析 / 高度好熱菌 / Thermus thermophilus HB8 |
Research Abstract |
高度好熱菌Thermus thermophilus HB8のDNA修復に関与する酵素は少なくとも50種類存在することが明らかにされているが、その中で、UvrA, UvrB, UvrC, UvrDなどが関与するヌクレオチド除去修復機構は、様々な種類の障害を認識、修復する系として重要である。高度好熱菌のこれら蛋白質を大量発現・精製し、また蛍光色素を傷害として含む基質DNAを用いてUvrABCの傷害ヌクレオチド除去活性の測定した。一方、ミスマッチ修復系にはMutSやMutLが関与するが、MutSと約30%アミノ酸配列が相同なMutS2と呼ばれる機能未知の遺伝子が存在する事が明らかになった。このMutS2を大量発現・精製し、種々の活性を測定したところ、ミスマッチ修復過程において2本鎖・DNAに非特異的に結合することが明らかになり、MutS2がミスマッチ認識以外の機能を持つことが示唆された。また、Nudixタンパク質は、細胞にとって有害な物質や過剰に増加した代謝産物を分解するhydrolaseの総称で、高度好熱菌には計8種類存在するが、これらNudixタンパク質の量産化・精製を行い、構造・機能解析を行った。その他の集合系マシーナリーとして,組換え修復系酵素群,アミノ酸代謝系などの立体構造解析および分子機能解析も行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)