免疫系特異的新規CDMファミリー遺伝子HCHを介した細胞骨格制御の分子機構
Project/Area Number |
13037026
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
福井 宣規 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (60243961)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 細胞骨格 / 免疫シナプス / T細胞受容体 / シグナル伝達分子 / CDMファミリー分子 / DOCK2 / ノックアウトマウス / ケモカイン / リンパ球遊走 |
Research Abstract |
線虫、ヒト、ショウジョウバエにおいてCED-5、DOCK180、Myoblast、City(MBC)という構造上相同性を示す分子が同定され、これら分子はその頭文字をとってCDMファミリー分子と総称される。DOCK2はリンパ球特異的に発現するCDMファミリー分子であり、我々はノックアウトマウスを作製することで、この分子がリンパ球遊走に不可欠であることを明らかにした。しかしながら、細胞骨格がさまざまな細胞高次機能を制御していることを考えるとDOCK2がリンパ球遊走以外のリンパ球機能を制御している可能性が考えられる。 T細胞において、そのTCRが抗原提示細胞(APC)上のMHC/ペプチド複合体を認識すると、免疫シナプスと呼ばれる分子複合体がAPCとの接触面に形成されることが知られている。しかしながら、その形成機序や生物学的意義は明らかではない。本年度は、TCRトランスジェニック-DOCK2欠損マウスを樹立することで、DOCK2が免疫シナプス形成においてある特定の分子移動に必須であることを明らかにすると共に、免疫シナプス形成はT細胞増殖反応やT細胞レパートリー形成には必須ではないが、T細胞応答の閾値を制御していることを明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)