Project/Area Number |
13043038
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
中井 彰 山口大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60252516)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | ストレス / 細胞周期 / チェックポイント / 熱ショック転写因子 / 熱ショック蛋白質 |
Research Abstract |
細胞は、温熱ストレスや放射線など様々なストレスにさらされると、細胞周期進行を止め死に至る。一部のものは、ストレスから回避されると再び細胞周期を進行させて増殖を開始する。このストレスによる細胞周期の停止と進行に熱ショック応答システムが果たす役割を明らかにするのが目的である。 申請者は、ニワトリBリンパ球細胞株DT40細胞において、熱ショック応答を制御する2つの熱ショック転写因子HSF1とHSF3の遺伝子破壊を行った。その結果、正常な増殖条件で特異的にHsp90aの発現が30%程度にまで減少した。Hsp90の減少により、細胞はわずかの温度上昇にも感受性を持つようになり、主にG2期で細胞周期が止まった。一部の細胞はG1期で止まった。G2期停止の分子機構を解析したところ、Cdc2蛋白質がHsp90依存性に高温で安定化されていることがわかった。熱ショック転写因子がストレスのない状態で特定の熱ショック蛋白質の発現を制御しているかどうかは細胞依存的であると考えられる。一方、Hsp90がCdc2蛋白質の高温での安定性を規定していることは一般的な機構であると考えており、さらに検討を行っている。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)