二倍体アフリカツメガエルを用いた眼形成の遺伝子カスケードの解析
Project/Area Number |
13202039
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
安田 國雄 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (30025473)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
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Keywords | MafB / L-Maf / 水晶体 / クリスタリン / トランスジェニックカエル / 不等分裂 / 水晶体上皮 / 水晶体繊維 |
Research Abstract |
1.MafBとL-Mafに対してMorphorino Oligonucleotiges(MO)を合成し、それぞれの遺伝子機能を阻害した。MafBのMOは、水晶体が完全に喪失し、水腫体形成が見られなかった。L-MafのMOは、水晶体が完全に喪失する表現型から、上皮細胞の塊が観察される個体までの表現形が見られた。しかし、9-クリスタリンの発現はほとんど検出できなかった。 2.水晶体特異的なエンハンサーの下流にMafBあるいはL-Mafを連結した遺伝子を導入したトランスジェニックカエルを作成し、眼形成過程を調べた。MafBの場合には、續迯ラ胞が増殖した水晶体が観察され、L-Mafの場合には、ほとんどの細胞が繊維細胞に分化していた。 3.MafBとL-Mafに対する抗体を作成し、水晶体形成過程での発現を調べた結果、水晶体胞が形成されるまでは、両タンパク質が検出されたが、水晶体胞が形成されると、MafBとL-Mafを発現する細胞は赤道面の細胞に局在し、上皮細胞ではMafBが、線維細胞ではL-Mafだけの発現が観察された。また、分裂中期のマーカーであるリン酸化ヒストンH3の抗体で染色される細胞は、赤道面に局在していた。これらの結果は、赤道面で不等分裂が起きていることを示している。 アニマルキャップアッセイにより、DNAマイクロアレイに用いるプローブを作成し、現在カリフォルニア大学の研究者と共同研究を行っている。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)
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[Publications] Kajihara, M., Kawauchi, S., Kobayashi, M., Ogino, H., Takahashi, S., Yasuda, K.: "Isolation, characterization and expression analysis of zebrafish large Mafs"J. Biochem.. 129. 139-146 (2001)