免疫担当細胞を用いた免疫疾患特異的なゲノム上での転写活性化領域マッピングの試み
Project/Area Number |
13204016
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
沢田 哲治 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (50235470)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 良一 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60272556)
土肥 眞 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (60222155)
山本 一彦 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80191394)
|
Project Period (FY) |
2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥7,000,000 (Direct Cost: ¥7,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥7,000,000 (Direct Cost: ¥7,000,000)
|
Keywords | メチル化 / 自己免疫疾患 |
Research Abstract |
慢性関節リウマチなど自己免疫疾患の遺伝因子同定のため、SNPs解析等が進められているが、全ての自己免疫疾患を対象に大規模研究を行うのは困難であり、ある程度候補遺伝子を絞り込む必要があると考えられる。本研究の目的は、免疫担当細胞サブセットやRAの滑膜細胞由来のゲノムに特異的な脱メチル化領域のライブラリーを作成することである。このゲノム領域は自己免疫疾患に特異的なゲノム上の転写活性化領域であると考えられ、自己免疫疾患の疾患感受性遺伝子の有力な候補となると考えられる。本年度の計画は自己免疫疾患ゲノムのDNAメチル化の検討のため、健常人と患者群からゲノムサンブルを収集し、健常人および自己免疫疾患患者の末梢血DNAを分離し、Suppression PCR法を用いて、メチル化感受性酵素(HpaII)により切断される脱メチル化領域のライブラリーの作成を行うことであったがSuppression PCR法では十分な結果が得られず、Uracil-DNA glycosidaseとmung bean exonuclease処理を用いるRFLP法を用いた。予備実験として、健常人末梢血の免疫担当細胞サブセットからDNAを分離し、各サブセットでメチル化感受性酵素により切断される脱メチル化領域フラグメントの単離を試みた。また、ヒトゲノム上に多数存在する内在性レトロウイルス(HERV)周辺に注目したメチル化パターンのSuppression PCR法による解析を免疫担当細胞サブセットについて行った。自己免疫疾患に特異的なライブラリー作成には至っていないが、自己免疫疾患に特異的な脱メチル化領域の検索にあたり、患者と健常人においてリンパ球サブセットをある程度マッチさせて、サブトラクションを行う必要があると考えられる。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)