Project/Area Number |
13210099
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
松井 秀樹 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30157234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森脇 晃義 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (10144742)
富澤 一仁 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (40274287)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥7,700,000 (Direct Cost: ¥7,700,000)
Fiscal Year 2001: ¥7,700,000 (Direct Cost: ¥7,700,000)
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Keywords | 蛋白質セラピー / In vivo Protein Transduction / TAT / Aキナーゼ / 長期増強 / PKI |
Research Abstract |
興奮性神経細胞死におけるカルシウム依存性蛋白分解酵素(カルパイン)の役割を検索した。カルパインは生理的カルパイン阻害剤であるカルパスタチン(CS)により強力に抑制される(IC50=20nM)。このペプチドを蛋白質セラピー法により細胞内に導入し、その導入効率や細胞死の抑制効果について検討した。海馬培養神経細胞および海馬スライスに1μM11R-CS peptideを添加すると、3時間以内にすべての神経細胞内に導入できた。また、同ペプチドの添加により、グルタミン酸で誘導される神経細胞死が有意に抑制された。以上より、11R-CS peptideが、膜通過性神経細胞死抑制ペプチドとして、今後の創薬の発展が期待できることが示唆された。 さらに蛋白質セラピー法を利用してカルシニューリン(CaN)を介する神経細胞死のカスケードを解析した。免疫細胞系においてCaNはCa^<2+>イオン情報により活性化され、細胞内NF-ATを脱リン酸化してインターロイキン産生を引き起こす。この機構が興奮性神経細胞死にどの様に働くかを解析するためCaN-NFAT相互作用の特異的阻害ペプチドであるVIVITを蛋白質セラピー法で神経細胞内に導入した。その結果11R-VIVITは興奮性神経細胞死を促進した。この結果からCaN-NFATカスケードが神経細胞死抑制系として働くことが明らかとなった。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)