赤血球型5-アミノレブリン酸合成酵素KOヘテロマウスの晩発性発癌の分子機構解明
Project/Area Number |
13214014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
中島 修 山形大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (80312841)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥5,100,000 (Direct Cost: ¥5,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥5,100,000 (Direct Cost: ¥5,100,000)
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Keywords | 晩発生発癌 / 病態モデルマウス / ライオニゼーション / ヘム生合成系 / 5-アミノレブリン酸合成酵素 / 発生工学 / 遺伝子破壊マウス |
Research Abstract |
赤血球型5-アミノレブリン酸合成酵素KOヘテロマウス(ALAS-E+/-)に観察される晩発性発癌について,純系化されたALAS-E+/-とp53癌抑制遺伝子破壊マウスおよびH-ras癌遺伝子トランスジェニックマウス(H-ras Tg)とを交配させ複合変異マウスを作成することで,癌化を加速させ,バックグランドや老化の影響を最小限にした系で,その分子基盤の解析を行い,未知の発癌感受性コントロール機構の解明を目指している.現時点ではB6純系化済ALAS-E+/-およびALAS-E+/-::p53+/-を作出し,発癌に関するコホートスタディを行っているが,今年度は経過観察中である.一方,組織解析の結果から,発癌以外にもALAS-E+/-マウスにおいて腎尿細管細胞における鉄の沈着が頻発することがわかった.この異常はヘムオキシゲナーゼ1遺伝子破壊マウスでも認められることから,ALAS-E+/-マウスにおけるHO-1ストレス防御系の異常(基質であるヘムの供給不全)による発癌感受性の亢進の可能性が示された.
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)