モデル動物を用いたbcl-2ファミリー分子の遺伝学的研究
Project/Area Number |
13216062
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
三浦 正幸 理化学研究所, 細胞修復機構研究チーム, チームリーダー(研究職) (50202338)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2001: ¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
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Keywords | ショウジョウバエ / Bax / Drob-1 / 細胞死 / 遺伝学 |
Research Abstract |
ショウジョウバエ複眼特異的にBaxと相同性の高いDrob-1を発現するトランスジェニックフライは、Drob-1の発現量に依存して複眼を構成する細胞の細胞死が誘導され、rough eyeと呼ばれる外部形態を呈する。このショウジョウバエと全ゲノムの半数以上をカバーする染色体欠失系統(deficiency kit)とをかけ合わせ、Drob-1の過剰発現によるrough eye表現型を増悪あるいは改善するドミナントモディファイアーを選別した。次に、選別された染色体欠失領域とオーバーラップするsmall deficiency系統との交配を行い、原因遺伝子領域を狭めていった結果Drob-1によるrough eye表現型をほぼ完全に回復させる1つの遺伝子領域を同定している。 上記スクリーニングによって狭められた原因遺伝子領域に存在する遺伝子(ショウジョウバエゲノムプロジェクトにより全ての遺伝子が推定されている)について、ショウジョウバエS2細胞を用いたRNA干渉法(RNAi;2本鎖RNAを導入することでその標的遺伝子のノックアウト状態がつくり出せる)によりその原因遺伝子の特定を行っている。RNAiに関しても改良を加えており非常に効率よく生体レベルで内在性の遺伝子をノックダウンすることも可能になった。培養細胞及びトランスジェニックショウジョウバエのを用いて両方で原因遺伝子の特定を進めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)