Project/Area Number |
13218058
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
吉開 泰信 名古屋大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90158402)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥4,100,000 (Direct Cost: ¥4,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥4,100,000 (Direct Cost: ¥4,100,000)
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Keywords | IL-15 / メラノーマ / トランスジェニックマウス / 遺伝子治療 / CD8キラーT細胞 |
Research Abstract |
IL-15のメモリーCD^<8+>T細胞の活性化と維持に働く作用に注目して、IL-15の腫瘍免疫療法への応用開発を行う。本年度は分泌型IL-15cDNAマウスにMHCクラスI陰性メラノーマ(B16L)細胞にMHCクラスI H-2Kb遺伝子を導入したMHCクラスI陽性メラノーマ(B16Kb)を5x104を皮下に接種して、腫瘍増殖曲線を調べたところ、腫瘍増殖抑制が認められた。接種10日目の脾臓細胞をさらにマイトマイシン処理B16Kbと5日間in vitro培養して、このメラノーマに対する細胞傷害活性を調べたところ、強い細胞傷害活性が認められた。この細胞傷害活性は脾臓細胞からCD8T細胞を除くと有意に低下したが、完全には抑制されなかった。抗MHCクラスI抗体の添加やcold inhibition testでこの細胞傷害活性は抑制されたが、完全ではなかった。腫瘍接種IL-15Tgマウスに抗CD8抗体を400μgx4回投与で抗腫瘍抑制効果が阻害された。また腫瘍接種IL-15Tgマウスに抗asialoGM1抗体を400μgx4回投与でも抗腫瘍抑制効果が阻害された。一方、抗CD4抗体を400μgx4回投与では抗腫瘍抑制効果は影響されなかった。以上のことから、IL-15の過剰発現はMHCクラスI陽性メラノーマに対してCD8キラーT細胞とNK細胞の活性化によって抗腫瘍効果を示すがことが明かとなった。IL15cDNAをpCR3.1に組み込んだpCR3.1:IL-15プラスミドを作成し、gene gunを用いて4mgのIL-15プラスミドをマウスに毎週投与したところ、脾臓でのCD8T細胞数が有意に増加した。MHCクラスI陽性メラノーマを接種したマウスに同様にIL-15プラスミドを投与したところ、有意に腫瘍の大きさが抑制された。
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Report
(1 results)
Research Products
(12 results)