日本人、中国人の卵巣癌における抗がん剤耐性およびがんの個性診断cDNAチップの開発
Project/Area Number |
13218123
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
岡本 愛光 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (20204026)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
落合 和徳 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (20152514)
高野 浩邦 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50226809)
高倉 聡 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60256401)
田中 忠夫 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (50110929)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥7,300,000 (Direct Cost: ¥7,300,000)
Fiscal Year 2001: ¥7,300,000 (Direct Cost: ¥7,300,000)
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Keywords | 卵巣がん / 薬剤耐性 / cDNAマイクロアレイ / Laser Capture Microdissection(LPM) |
Research Abstract |
われわれは東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター中村祐輔教授らとの共同研究で、卵巣がん手術検体の正常組織、がん組織を用い、9121種類の遺伝子のcDNAマイクロアレイ解析を行い、がん組織において55種の発現増強遺伝子、48種の発現減弱遺伝子を検出した。さらに漿液性卵巣がんおよび粘液性卵巣がんにおいて116種の遺伝子発現の変化を見いだした。さらにシスプラチン感受性、耐性卵巣がん細胞株を用いてdifferential displayを行い、ヒートショック蛋白75(mtHSP75)を単離し、ヒートショック蛋白ファミリーをRT-PCR,ウエスタンブロット解析したところヒートショック蛋白27が卵巣がんのシスプラチン耐性機構に関与している可能性を見いだし、トランスフェクションアッセイでシスプラチンに対する抵抗性が上昇し、アポトーシスが抑制された。さらにシスプラチン感受性、耐性細胞株および卵巣がん化学療法剤耐性患者、感受性患者を選別し、555種類の遺伝子についてcDNAマクロアレイ解析を行い、68種の遺伝子発現の変化を新たに見いだした。しかしながら手術検体を用いるcDNAアレイにおいては、手術検体の保存状態、組織中のheterogeneietyの問題、正常卵巣組織といってもその成分はほとんど間質であり上皮性卵巣がんの真のコントロールは正常卵巣上皮である点などを改善しなくてはいけない。そこでわれわれはRNA laterで保存後、OCTコンパウンドで保存し、Laser Capture Microdissection(LCMD)を用い、正常卵巣上皮細胞を1000細胞以上収集し、RNAを抽出、cDNAマイクロアレイ解析に供している。現在われわれは日本人、中国人の卵巣がんの化学療法剤感受性、耐性の診断、悪性度の診断、早期診断、予後の把握、個人に適した治療法の選択に寄与できる遺伝子を患者正常卵巣上皮細胞をコントロールとしたcDNAアレイ解析により明らかにし、卵巣がんの個性診断オリジナルのcDNAチップを開発する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(12 results)
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[Publications] Saito M, Okamoto A, Kohno T, Takakura S, Shinozaki H, Isonishi S, Yasuhara T, Yoshimura T, Ohtake Y, Ochiai K, Yokota J, Tanaka T: "Allelic imbalance and mutations of the PTEN gene in ovarian cancer"Int J Cancer,. 85. 160-165 (2000)
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