Project/Area Number |
13224062
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
竹村 治雄 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (60263430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 剛史 大阪大学, サイバーメディアセンター, 助手 (60324860)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Keywords | 拡張現実 / 複合現実感 / 赤外線マーカー / 位置合わせ |
Research Abstract |
本研究の目的は,複合現実感と呼ばれるインタフェース手法を用いて実環境に対して関連付けられた各種の付加情報(アノテーション情報)を,複合現実感技術を用いて実環境に重畳して効果的に表示する方法について,(1)屋内環境で,このような情報提示手法を実現するための基本的な技術を確立することと,(2)アノテーション情報の表示,検索,編集のための効果的な利用者インタフェースの構築に必要な要素技術を開発すること,(3)提案する手法が人間の情報処理過程に適合したものであり,従来の情報提示手法より優れた側面を持つことを実験的に評価することである. 本年度の研究実績としてはアノテーションのための機器を構成し,基本的な表示位置合わせソフトウェアを開発した.具体的には、マイクロコントローラでIrDAプロトコルに基づいたIDを発信する赤外線マーカーを複数設置し、ステレオカメラを用いてマーカーの画像を撮影し、マーカーまでの距離を求める。画像中に複数のマーカーが存在する場合、それぞれのマーカーの位置が既知であるとしてマーカーまでの距離を元にステレオカメラの位置を求める。利用者の頭部小型のステレオカメラを搭載していると仮定して、これにより利用者の頭部位置を計測する。実際にアルゴリズムを実装し、その精度評価を行った。IrDAマーカーのIDはIrDAプロトコルのテストフレームを用いて送出されるため、ID以外にデータを重畳することが可能である。このため、本研究で想定する複合現実感のための機器の位置あわせだけでなく、PDAはノートPCなど一般のIrDAポートを持つ機器のためのマーカーとしても用いることが可能である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)