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宿主免疫系に対する内因性TGF-β作用の阻害による寄生虫感染の効率的な排除の可能性についての検討

Research Project

Project/Area Number 13226115
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

中尾 篤人  順天堂大学, 医学部, 講師 (80317445)

Project Period (FY) 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
KeywordsTGF-β / SMAD7 / Leishmania major
Research Abstract

本研究で、我々はT細胞が宿主自身の産生している内因性TGF-βによる抑制作用を受けなくなった時に、免疫系が病原体に対してより効率的な宿主免疫応答を行うことができるかどうかについて検討する。この目的のためにLeishmania major感染をモデルとして、TGF-βシグナル細胞内拮抗因子であるSmad7分子をT細胞選択的に過剰発現したトランスジェニックマウスを使ってインビボで検討する。本研究によってT細胞特異的な遺伝子操作による内因性TGF-β作用の阻害が感染病原体のより効率的な排除に有効であるか否かが明らかになる。
我々は以前T細胞特異的にTGF-βシグナルの拮抗因子であるSmad7を過剰発現したトランスジェニックマウス(すなわちT細胞特異的にTGF-βシグナルを阻害したマウス)を作成し、その遺伝的背景をBALB/cにバッククロスしたマウスを作成した。このトランスジェニックマウスにLeishmania majorを感染させ、それらの感染症の経過(parasitemia、病理、nitric oxideの産生、mortality)がどのように変化するかを評価した。Smad7を過剰発現したトランスジェニックマウスにおいてはLeishmania major感染部位の皮膚腫脹が野生型マウスと比べて抑制され、病原体量の減少も認められた。これらの結果から宿主T細胞における内因性TGF-β作用の阻害は宿主のLeishmania majorに対する抵抗力を強める作用があることが示唆された。現在C57BL/6系統のマウスでも同様の検討を行っている。

Report

(1 results)
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2018-03-28  

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