Project/Area Number |
13470029
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
石井 俊輔 理研, 研究員 (00124785)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥14,100,000 (Direct Cost: ¥14,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥8,200,000 (Direct Cost: ¥8,200,000)
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Keywords | コリプレッサー / Ski / 転写制御 / 転写メディエーター / 細胞がん化 / PML / 核内構造 / 白血病 |
Research Abstract |
転写メディエーターのひとつであるコリプレッサーSkiの機能について解析した。SkiはメチルCpG配列に結合する因子MeCP2に直接結合し、MeCP2を介した転写抑制に必須であるこを明らかにした。すでにMeCP2がヒストンデアセチラーゼ(HDAC)に結合すること、SkiはHDACと複合体を形成することが知られているので、Ski-HDAC-MeCP2が互いに相互作用し、転写を抑制ために機能することが推定された。さらにSkiなどの転写コリプレッサーが核内のNuclear Bodies(NBs)の構成因子であるPMLと直接結合すること、そしてPMLがコリプレッサーを介した転写抑制に必須であることを明らかにした。Skiなどの転写コリプレッサーがPMLを介してNBsにリクルートされることが、転写抑制に重要であると推定された。さらに、PMLとレチノイン酸受容体RARαとの融合蛋白質PML-RARαは急性白血病APL(Acute Promyelocyte Leukemia)を引き起こすことが知られているが、PML-RARαは転写リプレッサーMadやRbによる転写抑制を解除してしまうことが示された。転写リプレッサーMadやRbは良く知られたがん抑制因子であるので、PML-RARαはこれらのがん抑制因子の機能を阻害することによって、血液系細胞をがん化し、急性白血病を引き起こすことが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)