重粒子線と血管新生阻止療法を併用した悪性神経膠腫の局所制御に関する基礎的研究
Project/Area Number |
13557117
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 展開研究 |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
江原 一雅 神戸大, 医学(系)研究科(研究院), 助教授 (20151996)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 祥剛 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (50189669)
杉村 和朗 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00136384)
佐々木 真人 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (80314483)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2003
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥8,300,000 (Direct Cost: ¥8,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2001: ¥5,500,000 (Direct Cost: ¥5,500,000)
|
Keywords | 重粒子線 / 炭素線 / VEGF / アンチセンス / 悪性グリオーマ / 腫瘍血管新生 / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
●重粒子線生物照射実験は、施設(兵庫県粒子線センター)利用の制限などにより、若干の遅れを認めるが、腫瘍細胞照射に関するデータを集めるべく、細胞の調整、照射線量の設定(X線照射より得られたデータを基に相対線量の決定)を進行中である。ヌードラットへの定位的脳手術装置を用いた腫瘍細胞脳内移植によるモデルは、ほぼ完成し治療実験に入ることが可能である。 ●管新生阻止療法に関しては、研究分担者の佐々木が、アンチセンス遺伝子の導入効率の向上のために、ウイルス産生細胞の培養条件を改善し、より感染効率の良い濃縮ウイルスの作成が可能となり、より高い血管新生抑制効果が期待される。また、動物実験においてレトロウイルスによる抗体価の上昇を認めず、PCRでもウイルス遺伝子の他臓器への迷入は認めず、このストラテジーの安全性を確かめた。 ●アンチセンスVEGF以外の血管新生阻止療法としてVEGF受容体を標的とした薬剤(SU5416)と重粒子線との併用を検討している。この薬剤を用いた動物実験において悪性神経膠腫における血管新生抑制効果および抗腫瘍効果を確認した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)