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CD46遺伝子解析によるSSPE発症における宿主側要因の検討

Research Project

Project/Area Number 13670820
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Pediatrics
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

大城 聡  琉球大, 医学部, 助手 (00244301)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywords亜急性硬化性全脳炎 / CD46
Research Abstract

亜急性硬化性全脳炎(Subacute sclerotic panencephalitis ; SSPE)は麻疹ウイルス(MV)の慢性持続性感染で、inosiplexやインターフェロンなどの抗ウイルス剤・免疫賦活剤による症状改善がある程度望めるものの、進行を抑えることはできず、一度罹患すると最終的に植物状態・死にいたる予後不良な疾患である。現在、SSPEにおいてMVが中枢神経系に持続感染を引き起こす機序は解明されていない。私たちはSSEP姉弟例を経験し、MV持続感染の機序に遺伝的素因が関わっていないかと考え、MV感染のレセプターとして作用するCD46に注目した。CD46はmembrane cofactor protein(MCP)で従来、補体活性を制御する因子である。MVはCD46の細胞膜外ドメインに接合し感染するが、その際CD46はdownregulationを起こす。このCD46のdownregulationは細胞内シグナル伝達系を介しMHC class I複合体の発現を減少させるとの報告があり、その結果MV感染細胞は細胞性免疫の監視機構から逃れ、MVの持続感染が成立する可能性がある。
今回私たちはSSPE患者で、CD46遺伝子の細胞膜外ドメインをコードするエクソン1からエクソン4に変異や多型がないか検討した。SSPE患者6人の末梢血液リンパ球からRNAを抽出、RT-PCR法でエクソン1からエクソン6までを3つに分け増幅、直接シークエンス法で塩基配列を決定した。
その結果、SSPE患者6人ではいずれのエクソンにも変異は認めず、CD46の細胞膜外ドメインは、SSPE発症のうえでは関連性が低いと考えた。しかしCD46の細胞内シグナル伝達には細胞内ドメインが重要と考えられ、次はSSPE患者でCD46の全領域をRT-PCR法およびgenomic PCR法で解析する予定である。

Report

(1 results)
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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