眼科領域の難治性疾患の病態解明と治療を目標にした糖鎖生物学的研究
Project/Area Number |
13671844
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
上原 文行 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (30168653)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 視細胞変性 / 網膜芽細胞種 / ガレクチン3 / シアル酸 / フコース / 視細胞関連ムチン様糖蛋白 / 糖鎖生物学 / Y79培養細胞 / 網膜芽細胞腫 |
Research Abstract |
1.ガレクチン3を用いた視細胞変性抑制研究:ラクトースカラムに結合しうるリコンビナントガレクチン3を、大腸菌に産生させる研究を進めた。 2.将来の視細胞移植に向けた基礎的研究:ヒトMLGAPC(視細胞関連ムチン様糖蛋白)コア蛋白のcDNAを導入した網膜芽細胞腫Y79培養細胞(平成12年度に樹立)を、他の細胞外成分と相互作用させて、分化の有無などの細胞形態の変化について検索した。ヒアルロナン、シアル酸結合レクチンを培地に加えても、Y79培養細胞の形態にとくに変化はみられなかった。一方、ヒトMLGAPCコア蛋白のcDNAを導入したY79培養細胞は、導入してない細胞に比較して、レチノイン酸による細胞形態の変化の程度に差が検出された。即ち、MLGAPCコア蛋白のcDNAを導入した細胞の方が、レチノイン酸の添加によって、互いに集合形態をとる頻度が高くなることが明らかになった。レチノイン酸の添加によってY79培養細胞で産生されるようになった成分と相互作用することによって、MLGAPCは細胞間接着に関与する可能性が示唆された。今後、このMLGAPCと相互作用する成分を特定する必要がある。またMLGAPCは、病理免疫組織化学的研究によって、ヒト網膜芽細胞腫の分化の程度を判定するためのマーカーになりうることを明らかにした。 3.シアル酸転移酵素、フコース転移酵素のcDNA分離と発現分布の解析研究:ヒトα2,3、及びα2,6シアル酸転移酵素のcDNAを、既知の塩基配列からデザインしたプライマーを用いたPCRによって分離し、これらのcDNAをpMALC2およびpGSTの蛋白発現ベクターに組み込んで、リコンビナントシアル酸転移酵素蛋白を合成し、さらにこれらの蛋白を家兎に免疫して作成した抗血清を、アフィニティ精製して抗体を作成することに成功した。これらの抗体を用いた網膜視細胞と腫瘍組織の免疫組織化学的研究を進めた。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)