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幼児期におけるレジリエンス-ストレス対処行動を支援する養育環境-

Research Project

Project/Area Number 13710096
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionMukogawa Women's University (2002)
Shijonawate Gakuen Junior College (2001)

Principal Investigator

小花和 Wright 尚子  武庫川女子大学, 文学部, 助教授 (80249424)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywordsレジリエンス / 幼児 / ストレス / 家庭と園の連携 / 養育環境 / ストレス反応
Research Abstract

本研究では,幼児がレジリエンスを効果的に発揮するための養育環境を家庭環境と保育環境の中で明らかにするために,(1)家庭と幼稚園における幼児のストレス反応とその対処行動の関連の分析,(2)母親-幼児の関係,保育者-幼児の関係と,幼児のストレス対処様式の関連の分析,(3)母親-幼児-保育者の関係性と幼児のストレス対処様式の関連に焦点をあてた家庭と幼稚園の連携の分析,という3つを目的とした。まず,家庭と幼稚園における幼児のストレス反応とその対処行動を調査し,幼児自身にストレス場面でのレジリエンスに関連する反応,および幼児によって認知されている母親との関係,保育者との関係について聞き取り調査を行なった。その結果,幼児のストレス反応「対人緊張」についての母親と保育者による評定,およびレジリエンス要因「資源」,「意欲」,「楽観」に関する両者の評定は高い相関にあることが示され,総じて両者の子どもに対する認知には大きなずれはないことが示された。ただし,保育者が母親との関係を良好でないと感じている場合,子どものレジリエンスに対する母親と保育者の評価には大きなずれが認められた。また,母親と保育者の間にそのような認知のずれが認められる子どもの場合,ストレス場面で「非意欲」的な反応を回答したり,「資源」として多くのサポートを得ていないことを回答する傾向にあることも示された。さらに,母親および保育者の養育態度を分析した結果,母親と保育者の養育態度に対する子どもの認知が同じである場合には,子どものストレス反応は少なく,レジリエンスは高いことが示された。以上の結果より,幼児期におけるレジリエンス,すなわちストレス対処行動を支援する養育環境は,母親と保育者の間の良好な関係形成と両者の一貫した養育態度を通じて,家庭と幼稚園の連携がなされている環境であると考えられた。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 小花和Wright尚子: "幼稚園児のレジリエンスに対する教諭と母親の視点"日本教育心理学会第45回総会発表論集. (発表予定).

    • Related Report
      2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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