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学術研究成果に対する評価の構造と受容性に関する実証研究

Research Project

Project/Area Number 13710145
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Educaion
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

加藤 毅  筑波大学, 社会工学系, 講師 (10233800)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords研究評価
Research Abstract

評価のありかたについての議論は尽きないが、これとは対照的に、評価の対象とされる研究者によって内面化され現実に研究活動に強く影響を及ぼしていると考えられる基準については、これまでほとんど関心が払われてこなかった。このような問題関心から、過去に実施された調査データの再分析を実施し、以下のような成果を得た。
発数する評価基準と評価観;専門分野によって、研究成果の発表形態の選択やそれぞれの発表形態に対する評価の与え方は大きく異なっている。つまり、学際的分野で異分野の研究者が競合する場合、定量的評価以前の評価基準を設定する段階で勝負がついてしまうことにもなりかねないということである。同時に、異分野間での定性的評価も非常に困難であると考えられている。さらに、同じ専門分野であっても評価基準は必ずしも一致しているわけではなく、そのうえ、評価を行う側と一般研究者の間、一般研究者とポスドクレベルの厳しい評価にさらされている若手研究者との間にも、評価基準や評価観に関する相違が観察された。
研究評価の対象と視点;工学分野を中心に、評価ポイントの低い形態を通じた研究発表行動が多数行われている事実が明らかになった。ひとつの解釈として、第一線の研究活動ではなく社会貢献活動や教育活動の一環としての「研究成果」という可能性が考えられる。これは、いわゆる知識生産の様式変化がもらたす必然的な結果に他ならない。大学における多様な活動の成果が「研究成果」という形をとると同時に、研究活動の成果もまたいわゆる従来型の「研究成果」を超えてさまざまな表現形態をとりうる。大学における知的諸活動がボーダレス化するなかで、「研究評価」という概念自体を改めて問い直す必要があるのではないか。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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