• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

在地論理にもとづいた環境保全の民俗学的研究

Research Project

Project/Area Number 13710184
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 文化人類学(含民族学・民俗学)
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

菅 豊  東大, 東洋文化研究所, 助教授 (90235846)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords環境保全 / 在地倫理 / 水鳥猟 / 菜園 / 持続可能性
Research Abstract

平成13年度には、聞き取り調査、参与観察、映像記録(デジタル・ビデオカメラを使用)などのフィールド・ワークを中心とした第1次調査を、福島県会津地方、新潟県蒲原地方で行い、環境と人間の多様な関係性の実態を、細部にわたって確認した。調査中には、ノート型パソコンなどの機材を持参して、現地において効率的な情報整理を行い、そのデータを短時間で調査へフィードバックした。さらに、本務地においては、第1次調査で収集した資料を整理し、それを歴史文献や空中写真などの二次的情報とすりあわせることにより多元的に分析して、「利用」を前提とした伝承的な在地論理が、現代の環境保全に対して果たす役割について検討した。
その結果、当該地域で現代まで自然環境が適切に維持されてきた在地の伝承的な技術や社会システムと、そこから得られた知見が現代の環境保全にどのように寄与できるか、という問題について概略を明らかにすることができた。
具体的には、意図的に機械化に逆行して伝承的な技術水準を保ったり、資源あるいは資源を生み出す空間の所有権を、在地の慣行的な取り決めで制限したりする事例が見受けられ、それは、結果、環境に対する負荷を軽減させることにつながっている。また、そのような在地論理に則った「利用」が消失したために、むしろ、自然環境が破壊された事例もみることができた。

Report

(1 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 菅豊: "自然をめぐる民族研究の三つの潮流"日本民俗学. 227. 14-29 (2001)

    • Related Report
      2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi