Project/Area Number |
13710189
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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Research Institution | Shizuoka University (2002) Oita Prefectual College of Arts and Culture (2001) |
Principal Investigator |
原 知章 静岡大学, 人文学部, 助教授 (00287947)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 沖縄 / 民族誌 / マルチメディア / 民族誌論 / マルチメディア民族誌 |
Research Abstract |
本研究では、沖縄のマルチメディア民族誌の構築・公開およびその民族誌論的意義についての検討を行なった。具体的には、(1)既存の、もしくは新規に収集することができた映像・音声資料、(2)既発表の論文、(3)文献資料データベース、(4)調査地の概況・統計資料などをインターネット上で公開した。さらに、電子掲示板を設置し、Eメールアドレスを公開することによって、読者との双方向的なコミュニケーション手段を確保した。読者からのフィードバックとしては、特に筆者が長らく調査を行なってきた沖縄県与那国町の関係者から好意的なコメントが届くとともに、与那国町役場のホームページのリンク集等で本研究の成果が紹介された。本研究の成果は、http://hara.pro.tok2.com/で公開している。 本研究の成果の一部は「多重メディア環境と民族誌」研究会(国立民族学博物館)で発表した。ここでは、世界各地のマルチメディア民族誌の事例を紹介するとともに、「メディア人類学」と称される電子メディアに関する文化人類学的研究の系譜を(1)「電子メディアと社会の関係性」を問う研究と(2)「文化人類学と社会の関係性」を問う研究に整理し、さらにこれに(3)「電子メディアと文化人類学の関係性」を問う研究を加えた「総合メディア人類学」の構想を提示した。この総合メディア人類学においては、文化人類学の知識の伝達における電子メディアの利用も重要な主題として位置づけられるが、本研究の成果も、講義において学生への提示資料として有効に活用することができた。マルチメディア民族誌の重要な特性は、内容を不断に更新することができる点にあるため、今後もより一層の内容の充実を図りたいと考えている。
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