Project/Area Number |
13740240
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
物性一般(含基礎論)
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
西山 由弘 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (60294401)
|
Project Period (FY) |
2001 – 2002
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
|
Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
|
Keywords | 脂質膜 / 繰り込み / ソフトマテリアル / 曲げ弾性 / 密度行列繰り込み群 / 衝突エントロピー / ストライプ相 / 量子紐 / 量子ゆらぎ |
Research Abstract |
密度行列繰り込み法を、いわゆる、ソフトマテリアルに応用した。本研究補助金で計算機を納入し、大規模計算を行った。その結果次のことが分かった。 (a)膜の熱力学に密度行列繰り込み法が適用可能かつ有効である。 (b)Ma-Swendsenの実空間繰り込み法も併用することができる。よって、相互作用定数の繰り込み群方程式をえることができる (c)さらに、状態和の積分メージャーも自由に選ぶことが出来る。試しに、膜の変位と曲げ変形と傾き角を、積分メジャーとして採用した。 (d)その結果、繰り込み群の流れの方向が、メジャーに依存することが分かった。 (e)曲げ変形をメジャーに選んだとき、曲げ弾性の相互作用定数が強結合方向に流れる事が分かった。それ以外のメジャーでは、弱結合方向に流れることが分かった。 (d)以上により、熱揺らぎにより膜は実効的に硬くなることが示された。 (f)以上の結果は、学術雑誌に掲載されている。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)