Project/Area Number |
13740362
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Organic chemistry
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology (2002) Tokyo University of Science (2001) |
Principal Investigator |
三治 敬信 東京工業大学, 資源化学研究所, 助手 (00287484)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | シリレン / 不斉誘導 / 光反応 / ジアステレオマー / エナンチオマー / 構造解析 |
Research Abstract |
不斉置換基を有するシリレンをデザインし、これとアルコールとの反応において立体選択的に付加反応が進行するのか研究を行った。すなわち、不斉置換基としてフェニルエチル基を有するトリシランをt-ブチルアルコール存在下、ヘキサン中、254nmの光照射を行ったところ、シリレン捕捉生成物であるジアステレオマー混合物の二種類の異性体として観測され、しかも異性体の偏りが観測された。この時、この異性体比はケイ素上の置換基、アルコールの大きさ、あるいは反応温度に依存した。立体構造については、^1H,^<13>C及び^<29>SiNMR、HCCOSEYおよびNOE差スペクトル、またX線構造解析などを用いて解析した。これらの結果よりアルコールがシリレンに攻撃する際、隣接不斉炭素上の置換基の立体を区別し、最も立体障害の少ないメチル基-プロトン間からアルコール酸素が攻撃し、ケイ素上に不斉誘導が起こる事がわかった。さらに、置換基に酸素あるいは窒素原子などシリレンの空のp軌道に対し配位可能な基を有するシリレンとアルコールとの付加反応においては、先の場合と異なりジアステレオ選択性が逆転した。これらの例は、14属二価化学種の反応において不斉誘導を示した初めての例となった。またこのアイデアをさらに展開し、異なる置換基を有するプロキラルシリレンとアルコールとの反応においてエナンチオ選択性が発現するのか試みた。この場合、未だ不十分だがまずアルコールとして光学活性アルコールとの反応においてエナンチオ選択性が確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)