設計対象モデルを用いた設計文書の体系的管理と再利用に関する研究
Project/Area Number |
13750129
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
設計工学・機械要素・トライボロジー
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
吉岡 真治 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40290879)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 知識マネージメント / 形式的知識 / 知識の再利用 / 設計対象モデル / 設計文書 / 設計知識 / 思考過程モデル / XML / インタフェース |
Research Abstract |
本研究では、設計問題に代表される問題解決の過程を問題を表現するためのモデルとそこで用いられた知識さらに、その際に記述された文書を組み合わせて保存することにより、設計文書の体系的管理と再利用を実現することを目的とした。その成果として、問題解決のための文書管理システムDMaPS(Documentation Management system for Problem Solving)を提案した。 このDMaPSでは、ひとつのサブ問題の問題解決の過程を単位として考えた文書知識を利用して、文書の管理と問題解決の支援を行う。この文書知識では、文書を単純なテキスト情報として保存するだけではなく、知識を適用する背景となる条件や形式的な知識を一階述語論理によって表現する、この二つの表現を組み合わせることにより、マニュアルなどの形式知とノウハウのように形式化が困難な情報を組み合わせて取り扱うことが可能となる。 本システムでは、この文書知識を用いることにより、ユーザの問題解決の支援を行う。具体的には、ユーザが直面している問題との一階述語論理による形式的表現に関する類似性とキーワードによる情報検索による類似性という異なる観点から知識の検索を行うことができ、より柔軟な知識の検索を実現する。また、検索された知識を取り込むことにより、問題解決の過程を説明するための文書が半自動的に作成でき、ユーザは個別事例に適応させる部分の記述に専念することができる。さらに、本システムでは、知識のバージョン管理の機構を取り込んでおり、各文書問題解決の際に利用した知識のバージョンをチェックすることにより、既存の設計文書をそのまま再利用してよいのか、再検討が必要なのかを調べることが可能になっている。 本研究では、建築構造物の基礎設計を例にとり、知識記述の実験を行い、体系的な知識整理が可能であることを示した。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)