コンテンツ流通時代に適したオブジェクト指向型著作権保護方式に関する研究
Project/Area Number |
13750329
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
青木 輝勝 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (00302787)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | コンテンツ流通 / 著作権保護 / 電子透かし / 改ざん処理 / 画像オブジェクト / コンテンツ保護 / 切り取り耐性 |
Research Abstract |
本研究では、電子透かし技術において、切り取り処理が一般にオブジェクト単位に行われることに着目した方式である。例えば、りんご、ばらなどの静物を含む画像に対し、りんご1個、ばら1輪を切り抜き再利用することはあっても、りんごやばらの一部を切り抜き再利用することは極めて稀である。本方式ではこのような不正利用者の切り抜き特性に着目し、オブジェクトごと(閉輪郭線1つ)に最低1つの透かし情報を埋め込むことにより、少ない透かし情報量で十分なセキュリティ耐性を実現できることになる。本研究では、このような基本アイディアをもとに、本方式の詳細設計を行い、試作ソフトウェアを開発した。 2年間の研究開発のうち、初年度は上述した基本アイディアをもとに本方式の基本設計、詳細設計を行った。具体的には、(1)画像から輪郭線あるいはエッジを高精度に抽出する技術 (2)検出された閉曲線(輪郭線orエッジ)に対し、どの閉曲線にどのような透かし情報を埋め込むのかを自動判定する技術 である。一方2年目は、初年度の設計をもとに、(3)提案方式の実装 を行った。試作ソフトウェアを用いて本提案方式の実証実験を行った結果、既存方式と比較して切取耐性、ならびに画像合成等の面できわめて耐性が高まることが証明できた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)