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産業廃棄物処分場における硫化水素発生メカニズムと制御に関する研究

Research Project

Project/Area Number 13750529
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Civil and environmental engineering
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

宮脇 健太郎  福岡大学, 工学部, 助手 (00289521)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords廃棄物処分場 / 埋立地 / 硫化水素 / 覆土 / 硫化物 / 硫酸塩還元細菌 / 安定型最終処分場 / 浸出水 / 産業廃棄物
Research Abstract

2年間の研究内容は,硫化水素の現地発生量調査および実験室における土壌の硫化水素吸収量把握となる。
実際の処分場での硫化水素発生状況の調査については,2カ所の民間産業廃棄物処分場を対象に,ガス排出施設からの流出ガス中の濃度の測定,覆土表面からのフラックスの測定を行った。また,当該処分場から流出する浸出水水質の検討を行った。
調査結果概要を示す。A処分場において,ガス排出施設からの硫化水素濃度は,200〜800ppmであり埋立廃棄物中での硫化水素が発生または残留していることが確認された。ガス排出施設周辺の覆土表面での硫化水素放散は確認できなかった。また,B処分場では,ガス排出施設での硫化水素濃度は,0〜150ppmの範囲であった。埋立地表面からの硫化水素放散は認められなかった。このことから,覆土中での捕捉の可能性が推測された。覆土を鉛直方向で採取し,覆土中の硫化物濃度について検討し,土壌による硫化水素捕捉の実態を調査した。この結果,覆土中硫化物濃度は,廃棄物に近い部分で高くなっており,廃棄物層内で発生した硫化水素が,覆土で捕捉されていることが推測された。
これらの結果より,現在のところ,調査対象とした埋立地においては,覆土表面からの放散はほとんど見られないことがわかってきた。また覆土による放出抑制も確認された。
そこで,実験により10種類の土壌について,硫化物吸収量を検討した。この結果,粒度を調整し乾燥した土壌については,硫化物吸収量がFe含有量に依存することが明らかとなった。
同時に,産業廃棄物処分場における硫化水素発生事例について,文献調査を行った。
上記の調査,実験,資料収集により,硫化水素発生メカニズムおよび制御における重要なデータが収集できた。現在まで調査・実験を行ったデータについて整理を行っており,今後,学会等への発表(データの一般公開)について,調査該当処分場の事業者との協議後,行う予定である。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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