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現場における音響インピーダンスの計測に係る研究

Research Project

Project/Area Number 13750548
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Building structures/materials
Research InstitutionKobayasi Institute of Physical Research

Principal Investigator

杉江 聡  財団法人小林理学研究所, 建築音響第一研究室, 研究員 (00280644)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2002: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Keywords音響インピーダンス / 吸音率 / 吸音材 / 伝達関数法 / 現場測定 / 自由音場 / 吸音パネル
Research Abstract

前年度購入した小型の計測器(2chの小型FFTアナライザおよびノート型PC)を用いて、現場での計測が可能な音響インピーダンス測定システムを構築した。測定方法は伝達関数法(1マイクロホン法)を用いることにより、計測時の校正作業を省くことができるので、より現場対応となっている。前年度の結果より、音源と試験体までの距離を30cm程度としたため、実験室で用いていた計測システムより格段に小型化することができた。
現場における本システムを用いた統一型防音パネルの垂直入射吸音率(ノーマル音響インピーダンスから算出される)の測定結果は、同種の防音パネルの実験室での測定結果と比較して、良い対応を示していた。また、グラスウールなどの吸音材を試験体とした場合も同様な比較の結果、良い対応がみられた。以上より、吸音率が比較的高い試験体については、本システムで測定可能であることがわかった。
一方、芝生や鋪装路面などの現場でしか測定できない試験体についても、測定を行なったが、現段階では精度良く測定することができなかった。また、カーペットなどの吸音率の低い試験体についても同様な結果が得られた。よって、吸音率が比較的低い試験体については、現段階の本システムでは精度良く計測するのが困難であることがわかった。したがって、スピーカの位置やマイクロホンの位置などの検討が必要だと考えられる。
以上より、当初の目標としていた防音パネル等の計測に関しては、十分可能な現場における測定システムを構築することができた。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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