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環境共生の視点から見た水辺空間の周辺土地利用の分析とその指標化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 13750593
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Town planning/Architectural planning
Research InstitutionThe Museum of Nature and Human Activities, Hyogo

Principal Investigator

客野 尚志  兵庫県人と自然の博物館, 自然・環境マネジメント研究部, 研究員 (80322725)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords土地利用の経年変化 / 水際線 / 土地利用混在度 / 地球惑星アルベド / 都市の環境評価 / 水辺空間 / 熱環境 / 土地被覆 / join結合値
Research Abstract

本研究では、大阪から神戸までの地域(以下「阪神間」とする)の土地利用現状を環境に対する影響という観点から分析した。具体的には、人工衛星リモートセンシングデータおよび国土地理院発行の国土細密数値情報ないし数値地図を用いて、阪神間の土地利用および土地被覆の現状および経年変化を水際線からの距離の視点、および土地利用混在度から論じるとともに、さらにその土地利用の環境に対する影響について評価するために、土地利用と地球惑星アルベドの関係について論じた。特に、下記の結論を得ることができた。
(1)水辺空間の土地利用構造は過去30年の間に大きく変動しており、特に臨海線付近でその傾向が顕著であった。これには工業用地などの住宅への転用が現象として反映されているとみられる。さらに、情報エントロピーにもとづいて土地利用混在度を計算すると、臨海線間際よりもそこから1000-2000m程度内陸側の場所でピークを形成しており、これらの地区では住商工及び道路などの混在が見られることが明らかにされた。
(2)都市の熱環境を評価するうえで重要な要素の一つであるアルベドを分析した結果、市街地では比較的高いアルベドが見られ、スペクトルとしても裸地に近い分布を呈しており、全体の値としては森林とほぼ変わらない値を示していた。しかし、詳細に土地利用のアルベドに対する影響をみると、市街地の中でも、特に商業・業務施設や道路がアルベドを下げる方向に働き、住宅系の用途ではアルベドを上昇させる傾向がみられ、市街地の中でも住宅、特に低層の住宅がアルベドを上昇させ、熱環境的には好ましい状況を呈していることが明らかにされた。
(3)指標の軸としては、土地利用の混在度と現状の土地利用、緑被率と線形の関係を示すNVIを提示し、土地利用混在は都市としてのいわゆるじん性を確保するものと捉え、土地利用とNVIそのものはその地区の環境を性質づけるものと解釈した。

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 客野尚志, 宮崎ひろ志: "熱環境に配慮した都市計画策定のためのリモートセンシングデータの活用に関する研究 -アルベド値の推定とその土地被覆及び土地利用との関連に関する研究-"日本建築学会計画系論文集. No.562. 69-74 (2002)

    • Related Report
      2002 Annual Research Report

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Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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