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ネギのクロロフィル分解に及ぼすシャロット由来単一異種染色体添加の影響について

Research Project

Project/Area Number 13760024
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 園芸・造園学
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

執行 正義  山口大学, 農学部, 助教授 (40314827)

Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsネギ / シャロット / クロロフィル分解 / 単一異種染色体添加系統
Research Abstract

本年度は所期の研究目標を達成するために,以下の二つの事項について実験を行った。
1.クロロフィル含量の周年変化:ネギのクロロフィル含量,特に,クロロフィルa含量は計時的に変化しており,植物体の生育が旺盛になる秋口に含量が増大する傾向が観察された。添加系統シリーズおよび対照区のネギの周年変化を比較すると,1A添加型と6A添加型のクロロフィルa(chl a)含量はネギより明らかに高く,また,2A添加型は顕著に低かった。クロロフィルb(chl b)含量に関しては,各添加型間に明確な差異は観られなかった。これらのことより,シャロットの1A及び6A染色体上にはネギのクロロフィル分解を抑制する遺伝子(群)が,2A上にはクロロフィル分解促進遺伝子(群)がそれぞれ存在することが示唆された。
2.クロロフィル分解酵素活性の変化:各材料の葉身部を切り取り,貯蔵に伴うChl含量の変化をみたところ,ネギと比較して1A添加型においてクロロフィル含量が頼著に減少したが,8A添加型では減少の抑制が認められた.次に,黄化の速い系統として1A添加型,遅い系統として8A添加型を選抜し,貯蔵中のクロロフィル分解物の変化について調べたところ,1A添加型ではChl aの減少に伴い,フェオフオルビドaおよびフェオフイチンaが急増した.一方,chla-1およびクロロフイリッドaは,貯蔵に伴いいずれも減少した.8A添加型では分解物の増大がほとんどみられなかった.クロロフィル分解酵素活性について調べたところ,1A添加型ではクロロフイラーゼ活性は貯蔵2日まで活性の保持がみられ,一方,ペルオキシダーゼ活性は貯蔵3日で急増した.8A添加型では両酵素活性は増大が認められなかった。以上の結果から,ネギにおけるクロロフィル分解系は,chla-1生成系,クロロフイリッドa生成系およびフェオフイチンa生成系が存在すると考えられ,1Aの添加はこれらの分解に関わる酵素活性を高め,一方,8Aの添加は酵素活性を低下させることがわかった.

Report

(2 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • 2001 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 執行 正義: "ネギ葉身部のアスコルビン酸,糖,クロロフィルおよびその分解物含量に及ぼすシャロット由来単一異種染色体添加の影響について"園芸学会雑誌. 71・別冊1(発表予定). (2002)

    • Related Report
      2001 Annual Research Report

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Published: 2001-04-01   Modified: 2016-04-21  

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