食品タンパク質の経口投与により誘導される不応答化T細胞の特性の分子生物学的解析
Project/Area Number |
13760098
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
食品科学・栄養科学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊勢 渉 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (70323483)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | T細胞 / 経口免疫寛容 / 遺伝子発現 / シグナル伝達 / lipid raft / subtraction / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
1)不応答化T細胞に特異的に発現する遺伝子の探索 抗原の経口投与により誘導された不応答化T細胞とコントロールT細胞(抗原の非経口投与により誘導されたT細胞)間でsubtractive hybridization法を行うことにより、不応答化T細胞に特異的に発現する遺伝子クローニングした。Differential screeningを行うことにより、擬陽性クローンを排除した。候補クローンについては塩基配列の解析を行った。さらに定量的RT-PCR法を行うことにより、候補クローンの発現特異性について検討し、候補の絞り込みを行った。現在、候補クローンについて全長cDNAのクローニングを行っているところである。 2)不応答化T細胞の抗原認識とシグナル伝達 不応答化T細胞を抗原/抗原提示細胞で刺激し、raftにおけるシグナル伝達について検討した。すなわちT細胞を非イオン性界面活性剤であるBrij98で可溶化した後、ショ糖密度勾配遠心法によりraft画分を分離した。raft画分に含まれるシグナル伝達分子についてはwestern blotting法により解析した。その結果、コントロールT細胞においては抗原刺激依存的にraftに局在するT細胞レセプター(TCR)、ZAP70、LATなどのシグナル伝達分子の量が増加するのに対し、不応答化T細胞ではこれらシグナル伝達分子の量の増加は認められなかった。さらに共焦点レーザー顕微鏡を用いてTCR、raftマーカーGM1の細胞膜上の局在を調べたところ、コントロールT細胞とは異なり、不応答化T細胞ではTCRやGM1が抗原提示細胞との接触面に局在しているものが少なかった。以上より、不応答化T細胞はraftの局在、raftにおけるシグナル伝達制御に障害があることが示された。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)